参加者の皆様へ
前略 去る11月12日(土)に開催されましたCLUB'95の10周年事業には関西からはもとより、関東各地より遠路遥遥、また多数ご参加頂きまして誠にありがとうございました。
改めてここに厚く御礼感謝申し上げます。
その後参加者の皆様から感謝のお便り・お電話・メールなどを頂戴し、我々スタッフ一同感激しておりますと同時に、本当に開催してよかったなぁ!とつくづく感じる次第でございます。
この日に向けて我々スタッフは一年以上も前から準備をしてまいりました。
講師の選定、会場の確保、内容の吟味・・・。中でも最も議論の時間を費やしたのが参加者の条件でした。
紆余曲折の末、昭和40年生れである事と、他府県の人間である事。
この2点には最後の最後までこだわり続けました。
しかし開催日が近づく一方で伸び悩む参加者の数・・・。条件の緩和を求める声もありましたが変更はしませんでした。
「人数ではない。決められた条件の中でどれだけ頑張ったかというプロセスが重要なんだ」
を合言葉にギリギリまでお声かけをし、当日を迎えました。
結果、我々の心配をよそに想像以上に盛り上がった10周年事業となった事は言うまでもありません。
初めて会ったのになぜか懐かしく感じる・・・。同級生ならではの感覚なのでしょうか。
懇親会が終わる頃には一抹の寂しささえ感じました。
林住職の心洗われる御講話。上福元様の感極まる乾杯の御発声。そして、懇親会でのゲストの方々の一言。
涙あり、笑いありの一日でした。
特筆すべきは千葉県からお越しいただいた大石様が「CLUB'95千葉支部を創りたい」とおっしゃった事です。他府県にこだわって良かったという瞬間でした。
皆さんは大晦日から元旦にかけて京都に古くから伝わる「おけら参り」という風習をご存知でしょうか?
除夜の鐘を聞きながら八坂神社の灯篭に灯った「おけら火」を参拝者は竹の繊維で出来た「吉兆縄」に移し、その「火種」を家に辿り着くまで消すことなく自宅の神棚の灯明につけ、元旦の大福茶や雑煮の火種として用い1年の無病息災を願うという京都の伝統的な年越しのスタイルです。
11月12日。あの日皆様の心にCLUB'95の想いという「火種」は点火され、再びそれぞれの地にその灯火を消すことなく持ち帰られた事と思います。
是非その「火種」をもとに各地で同志をつくっていただき、「炎」としていただければ、この事業はますます意義深いものになると確信しております。
千葉、大阪、滋賀、東京と、同じ志を持った同じ年が各地で活躍するって素晴らしいと思いませんか?
百匹目の猿現象ではないですが、各地に散らばった40年生まれが日本を、いや世界を変えるかも知れません。そんな話が出来る日は近いと思う今日この頃です。
最後になりましたが、皆様との出会いに感謝しております。
本当にありがとうございました。
CLUB'95 10周年実行委員長 加藤 孝一
|